特定非営利活動法人=NPO法人設立のはなし
どうして一般社団法人じゃなくてNPO法人なの?
その後、副理事の1人になる友人のMIYAKOから投げられた質問にとっさに取り繕って答えたが、数週間前に閃いた直感を信じて何の疑いもなくNPO法人設立に向けて準備をしていた手を止めた。
多くの人が株式会社や一般社団法人を選択する中で、私がなぜNPO法人を選んだのか。
自分なりの答えを最初のブログに書き残しておこうと思う。
NPO法人の活動は
まず第一に社会に貢献すること。
その使命をより強調し、透明性と公共の利益に焦点を当てること。
やりたいのは社会問題の解決と新しい邑創り
少子高齢化・地方の過疎化・日本に2万件以上存在する限界集落は深刻な社会問題。
そして都会で暮らしている人の中に、シンプルな暮らしを試してみたいと思いながらも、社会のしがらみに苦しむ人々、学校教育の仕組みに苦しむ子ども達もたくさん存在することも深刻な社会問題。
最小規模で2つの大きな社会問題と立ち向かえる限界集落の再生と新しい邑創りは、政府の手が回らない場所にNPO法人が本領発揮できる最高の舞台だと感じるから。
NPO法人の設立は、法的に認識され、規制された非営利組織としての信頼性が高く、助成金や寄付を募る代わりに財務情報の透明性も保たなければならない。不正や脱税ができないNPOの仕組みは、再生する限界集落の住民を説得し信用を得ていく過程で重要なファクターになるに違いない。
そして、長期的な社会的影響を追求し使命を持続可能にする枠組みを作り、他の非営利団体や機関、地元企業との協力とパートナーシップを築いていく必要があるため、大きな共通目標に向かって公益性が高くお互いにWINWINな環境を考えることは、自分にとって最も面白いプロジェクトだなと思えるから。
この活動で伝えたいこと
大人が仲間と一緒に楽しみながら何かを達成する姿を子どもに見せることの大切さ。
便利さと引き換えに犠牲にしてきたものに挑戦する絶好のチャンスだ、ということ。
日本らしさ、日本の古き良き伝統を残していくのは、かっこいいということ。
給料が少なくても、自給率が高ければ、豊かな暮らしができること。
そういう暮らしを選ぶことで、大切な人と過ごす時間が増えること。
NPOとは言え法人である以上、経営手腕が問われる。
村の人も新しい仲間も常にワクワクするような企画と活動にしたい。
助成金をもらえるかどうかで活動を左右されるような法人にはしたくない。
これからの時代、CSRなんて言ってちょこっといい事やってる会社より、どうすれば楽しく問題解決しながらNAKAMAと一緒に世界を良い方向に変えていくことができるかを考えていきたい。
まあ、今日はこのくらいにしとこう。
ちなみに一般社団法人とNPO法人の違い
一般社団法人は、特定の社会的・文化的・教育的な使命を持つ組織が設立されるための法的枠組みであるのに対し
NPO法人は、特定の非営利活動を推進するために設立され、一般的に社会的な課題への対処や公益活動の促進が目的。
両方とも非営利法人の形態として共通の特徴を持ちつつも、法的地位や税制上の扱い、設立の目的などが異なる。
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